身近な防災情報第4回:大雨警戒レベル

トドメガネ「こんかいはなんのはなし?」
ゴリィ「今回は、この5月から新しく運用の始まった『大雨警戒レベルについて紹介します。」

トドフレン「なんか変わったんですよね。分かりやすくなったんでしょうか?今まではいろんな情報が溢れてましたから。」
     
    分かりやすくなった「警戒レベル」
    今まで、「気象警報」や「避難情報」などさまざまな情報が混乱していたうえ、避難の言葉がどちらが危険度が高いのか覚えないとなかなか分からない、という声がありました。実際、私(ゴリィ)がツイキャスで災害の話題をした際にも質問を受けました。

新しい「警戒レベル」は「5段階の数字表記」と「さまざまな情報を総合的に表現」していることから、感覚的には分かりやすくなりました。旧表現とは比較できない、新しい表現方法と言えます。
     
    5段階表記
   
レベル ゴリィ的表現 解説
命の危険 既に災害発生の可能性。命を守る最善を尽くせ!
全員避難 全員安全な場所に避難開始!
避難に時間のかかる方は避難 高齢者、障害者等は安全なところに避難を開始!
避難場所・経路を調べておいて 避難の可能性があるため、避難場所と避難経路を確認!
天気予報をよく見て 災害の起こる可能性があります。天気予報等で今後の気象情報をチェック!

【レベル1】
天気予報は毎日ご覧になっている方が多いと思いますが、「警報・注意報」と「気象予報士さんのコメント」に普段より注意しましょう。「警戒」「厳重に警戒」「数十年に一度」「経験したことのないような」など、危険を感じるコメントがあったら「災害の可能性」を頭に入れておきましょう。
ひょっとしたら交通機関に影響の出る程度の大雨や暴風にはなるかもしれません。

【レベル2】
避難場所等を確認してください、という呼びかけです。わりと早い段階で出されるようです。私(ゴリィ)個人の見解としては、レベル2までは「ふだんの防災行動」の範囲内だと思っています。玄関やリビングのどこかに避難場所と避難経路を書いたものをふだんから貼りだしておけばあわてる必要はありません。
落とし穴:避難場所は災害の種類で変わります。避難場所がどの災害に対応しているか確認してください。

【レベル3】
「避難に時間のかかる方」が避難を開始する段階です。「高齢者・障害者・妊婦さん・乳幼児をお連れの方など電車やバスで優先席を譲ってもらえる人」(難病や内部障害を抱える方、ケガや病気の方なども含まれます)の他、「外国人」「旅行中の人」も含まれます。
また、「予測されている災害の危険区域にお住まいの方」もこの段階で避難が無難です。ハザードマップで確認しておきましょう。
落とし穴:自分が「レベル3」で避難すべきかどうか、は毎回変わります。予測される災害の種類、体調等で判断してください。

【レベル4】
分かりやすいです。とにかく全員逃げる。これ以上でも以下でもありません。但し、「避難」=「避難場所に行く」ではありません。安全な場所であれば、どこでも構いません(とはいえ、災害が起きてしまったときに支援の手が早いのはやはり「避難場所」です)。
落とし穴:「避難場所」に避難しようとするとかえって危険な場合もあります。「そのときの状況で考えられるもっとも安全な場所」に逃げてください。

【レベル5】
既に災害が発生している場合など「命の危険」がある場合に出されます。レベル4で避難しなかったり、レベル4で避難した場所の判断を間違えていたり、あとはレベル3・4がなくて突然レベル5が出てしまうような「急激な天候の変化」なども考えられます。長距離の移動はまず無理。場合によっては屋外に出ること自体危険な可能性もあります。そのときの状況をみて、最善の行動をとってください。
     
    運用の現状(2019/07/03追記)
    現状は、これまでの用語で発表されたものをメディアが変換して伝えていることが多いです。ただ、テレビ局等で異なっていた色表記は統一された感があります。

そこで、これまでの用語と大雨警戒レベルの対照表を追記しました。
レベル ゴリィ的表現 自治体からの情報 気象庁からの情報
命の危険 大雨特別警報
全員避難 避難指示(緊急)
避難勧告
土砂災害警戒情報
避難に時間のかかる方は避難 避難準備・高齢者等避難開始 大雨・洪水警報
避難場所・経路を調べておいて 大雨・洪水注意報
天気予報をよく見て
※「高潮」に関する情報は異なる位置づけを取っているためここでは省略します。

「自治体からの情報」「気象庁からの情報」どちらが早いかはケースバイケースだと思いますが、「早く出ている方」でレベル付けと考えるのが安全です。ただ、レベル3については「避難準備・高齢者等避難開始」が出なければ避難所が開設されませんので、「警報」が出た時点で「避難に時間にかかる方」は避難の準備をはじめるのが無難です。
     
    まとめ
   
トドメガネ「まえよりはずいぶんわかりやすくなったね」
ゴリィ「だね。でも、この『警戒レベル』制度が機能するためには3つ大事なことがあると私は思ってます。」

トドフレン「ひとつめは?」
ゴリィ「まず、情報を聞いたらその通りにちゃんと動く。防災情報は何事も起きないように出されているので、慣れてくると『どうせ今回も大丈夫』ってなっちゃう。だから『今回何事もなくてよかったね』と言って次もちゃんと動く。そうしないとこの制度にした意味がないんだ。」

トドメガネ「ふたつめは?」
ゴリィ「自分の避難するタイミングをきちんと把握しておいて、それを逃さないこと。特にレベル3に該当する方。案外ご自分やそのご家族に当てはまる方がいらっしゃるかもしれません。」

トドフレン「最後は?」
ゴリィ「これはね、一般住民ではどうしようもないけど、市区町村がレベル3以降を適切なタイミングで出すこと。これまでの避難情報も市区町村の避難情報の出し方の失敗で被害を出している例もあるのでね。あと、避難情報がレベル3なのか4なのか、自治体の置かれている状況がレベルいくつなのかきちんと周知できるようにしないと、『住民が覚えることが増えただけ』になりかねません。現状は残念ながらそんな状況のようにも思います。」

トドフレン「なんにせよ、情報は分かりやすくなりましたから私達が理解して、うまく活用したいですね。」

トドメガネ「だねっ!おいっ!ゴリィ。ぼくたちがひなんしないといけないときはちゃんとおしえろよ!」
ゴリィ「・・・自分で判断せい!」
     
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