僕の二の轍を踏んでほしくないので、「こころの健康」をサポートします。心にゆとりを、やすらぎを。
 
  第20回:「労災」は構造的な問題
 
ぼくトドメガネ!トドのようせいのくにのおうじさまだよ!

ちょっとまっててね。
・・・

「やさしさのメガネ」をかけた「やさしいトドメガネ」だよ。今回はいつもとちょっと違う話になるよ。
   
  自然災害の死者より労災の死者のほうが多い
 
「轟RADIO」では先に始まった「防災」の取り組み。「クイズ日本はBOUSAIボーサイ!!」ってふざけたタイトルとかつけてるけど、あれ、役にたってるのかな?今度みんなに聞いてみたいね。

それはさておき、東日本大震災で亡くなった方が22,000人だけど、毎年20,000人位のひとが実は「自殺」で亡くなっているんだ。この中には、過重労働のストレスからうつ病を発症した人も含まれているよ。

そして、「労災」で亡くなっている人も年間約800人。大きな自然災害がなくても、自然災害で亡くなる人は実は毎年400人くらいいるんだ。それにも驚くけど「労災」出なくなっている人はその倍くらい。これも驚くよね。
   
  労災のうちの「過重労働」の割合
 
ところで、「労災」って聞くと「お仕事中の事故でケガをしたり亡くなっているする」ことを指しているんだけど、「職場の過重労働でこころの病気やからだの病気になって亡くなる人」も含まれるんだ。

こころの病気で亡くなる方は自殺者数にカウントされている可能性もあるからそれを除くと、からだの病気(主に心疾患や脳血管障害)で亡くなって労災認定された人が150人くらいいるんだって。
労災申請していない人の分も含めると、200人くらいいるかもしれないね。

じゃあ、なんで労災が起こるんだろう?
   
  【原因1】マニュアルの不備
 
まず大きく上げられるのは、「マニュアルの不備」。例えば、高いところから命綱をつけずに落ちてお亡くなりになった場合、マニュアル上「命綱をつける」だけではダメで、それを第三者がチェックするところまでがマニュアルに入っていないといけないことになるね。

事務作業のマニュアルも実は特定のポイントに業務が集中しやすい構造になっていて、そこに適正な人員を配置できなければそこの担当の人が過重労働になるのは目に見えているよね。他にも、「もっと簡単な手順にできる」のに「改善の余地がない」ようなマニュアルも不備だね。そして、「ミスが起きやすいマニュアル」も不備。だってそれでエラーが起きてそれをカバーする時間に追われたら過重労働だしね。
   
  【原因2】上司の問題
 
こういった「過重労働」の問題は「上司」が見抜かないとなかなか改善できないよ。そもそも、上司が特定の部署に無関心だったり、自分の部門の動きを押さえておかないと、絶対に問題は解決しない。こころのケアも同じで、仲間同士のケアはもちろん上司のケアは絶対必要不可欠なんだ

ちなみに、ゴリィが合格した「メンタルヘルス・マネジメント🄬検定」はⅢ種の「セルフケア」(自分のケア)だけど、ゴリィの上司は同じ日にⅡ種の「ラインケア」(上司として部下を含めたメンタルケア)のほうを受験して合格したんだって。今の会社はいい会社だね!
   
  【原因3】横のつながりの問題
 
これは上司の部下へのケア、仲間同士のケアもそうなんだけど、ここでいうのは「部署間の連携」の問題。連携の良し悪しはもちろんそうなんだけど、どういう関係性にあるのかきちんと理解できているか、ということ。

自分たちの業務で得られた「結果」を渡した先ではどんな業務をしているのか、まず上司がそれを把握していないと話になんないけど、あなたもそれに興味を持ってみるといいよ。お互い話し合って、全体的に業務が簡素化される可能性があるんだ。そうすれば、過重労働が減る要因にもなり得るよね。

だから、まわりに興味を持ってみることが「その人の様子の変化」に気付く、だけでなく「お互いの労働を簡単にできる」きっかけにもなるんだ!あなたも周りに興味を持ってみてね!
   
  おまけ
 
トドメガネ「なんかきょうのぼくのくちょうつよかったね!」
ゴリィ「職場のメンタルヘルスは仕事のやり方で変わります、ってこと。」

トドメガネ「で、ゴリィはどうだったの?」
ゴリィ「営業のときはそんな視点なかったけど、次がシステム部門だったから強制的に下っ端でも全体を見渡す立場になったよ。自分がメンタルを病んでみんなのこころのケアが満足にできなかったのは悔やまれるね。でも、ミスで余分な仕事を増やさない、は徹底できたよ。」

トドメガネ「ゴリィごときがそんなんだったなんてぜんぜんしんじられないね!
ゴリィ「うるせぇ!みんなに言われる!
   
 
じゃあまたね!バイバーイ!
 

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