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第２２回：おとなこそ「チームプレー」 |
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ぼくトドメガネ！トドのようせいのくにのおうじさまだよ！
ちょっとまっててね。
・・・
「やさしさのメガネ」をかけた「やさしいトドメガネ」だよ。今回は「成人の日」にちなんだ話だよ！
ゴリィ「１日遅いけどね。例によって。」 |
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実はおとなこそ「チームプレー」 |
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新成人のみんなみんな！おめでとう！トドの妖精の国を代表してトドメガネからもお祝いを言うね。ちなみにね、トドの妖精の国の世界にも「成人式」はあるんだ。トドメガネはまだこどもだからわかんないや。
それはさておき、今回はおそらく多くの新成人のみんなが誤解しているだろう話。「おとなだから独立しなきゃ」っていうこと。これは一見、「ひとりでなんでも解決しなきゃ」っていう言葉に思えそうだけど、そうじゃないんだ。
おとなこそ「チームプレー」なんだよ、というのを話していくね。 |
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こどもの頃は「個人プレー」 |
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ねえ、新成人のみんなは「みんなで助け合って問題を乗り越えてきた経験ってある？」って聞かれてどうかな？
部活動とかならあるかな？でも、団体でやるスポーツや文化活動場合がメインだよね。勉強を教えてもらったり逆に教えたり、そういうこともあったかもしれないね。
でも、20歳まで、あ、4月からは18歳になるけど、未成年のうちって、「おとなになってどうしたいか？」が最優先であって、それはひとりで決める世代。だから、人間関係は二の次かもしれないね。そういう意味で、こどもの頃は「個人プレー」で良かったんだ。
でもこれは、家族の支えがあってこそ。そこは忘れないでね。 |
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おとなも最優先は「自分はどう生きたいか」 |
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おとなになると、「おとなになってどうしたいか？」が「自分はどう生きたいか」に変わっていくんだけど、それが最優先であることに変わりはないよ。「こういうことをしたい」「こういう人間になりたい」「こういう人間でありたい」、それがおとなになったあなたの「芯」になるからね。「芯」がないものはフニャフニャで立たないよね。これを持ち続けることが実はいちばんのおとなとしての責任なんだ。
「自分がどう生きたいか」も全然変えていいよ。ゴリィなんてもう何度変えているか。そのために、転職したり独立したり、そういう大きな決断が必要になることもあるけど、最終的には自分で判断してね。
あと、「芯」を見失っちゃうことはあってもときどき思い出して。芯はなくならないから。でも、忘れちゃうといつの間にか周囲の人がその人たちの都合のいい芯に差し替えてしまうことがあるからね。おとなの世界ってそういう意味では怖いよ。 |
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おとなが「チームプレー」である理由 |
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おとなが「チームプレー」と表現しているのは、おとなの世界はひとりじゃないから。就職すれば職場の人達がいるし、中には起業して独立していこうという人もいるかもしれないけど、どちらにしても「取引相手(つまり「お客様」)がいる」んだよね。ちなみに、公務員の「お客様」は「国民」だからね(国民への「奉仕者」)！
そうなると、自分の都合だけではどうしても動けなくなるんだ。(取引)相手と誠実な関係を続けないと、会社はつぶれてしまうからね。だから、そこで働いている人たちは、お互いに欠点を補いあいながら仕事をしているんだ。もちろん人間関係だから「好き嫌い」「得意・不得意」はあって当然だけど、そこを乗り越えて動くのが基本、
一見、「個人戦」にみえるけど、おとなの世界って「かなりチームプレーをする世界」なんだよね。 |
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「チームプレー」で助け合う |
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「チームプレー」といっても、嫌なことばかりじゃないんだ。「助け合い」ができるからね。例えば、10人いれば10通りの得意・不得意があるから、Ａさんの不得意をあなたが埋めてあげたり、Ｂさんがあなたの不得意を埋めてあげたり、こういう関係性が成り立つよ。もちろん得意をさらに伸ばし、不得意を改善するチャレンジはおとなも続けるんだけど、意外に自己責任じゃないでしょ？
でも、ひとつだけ自己責任になることが「報連相」と呼ばれる「報告」「連絡」「相談」の３つ。特に最後の「相談」はとっても重要。自分のニガテや失敗を隠そうと「相談」をしないと信頼関係で取り返しのつかないことになったり、人間関係の相談も遅くなればなるほど状況が深刻になって、「どちらかが去らなければならない」とかそういうことになるよ。
こうなってしまうと、あなたの精神が持たずに「うつ病」など「こころの病気」になってしまったりすることもあるから注意が必要だよ。 |
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まとめ |
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おとなの世界って実はとっても「チームプレー」。お互いの欠点を補いあいながら取引相手との信頼を損ねないようにやっていくんだ。
そこで大事なのが「報告」「連絡」「相談」の中の特に「相談」。自分のマイナスなところを隠さずにさらけ出していくことになるんだけど、大丈夫。それができるのがおとなだから。おとなってそこでカッコつけるものじゃないよ。 |
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おまけ(おバカなトドメガネに戻っています) |
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トドメガネ「まえにふれたけど、ゴリィってこれでしっぱいしたんでしょ？」
ゴリィ「・・・まあ、左手のことがあったからね。親からとにかく『欠点は人に見せるな』と育てられたね。つい最近もタクシーに乗ったときに『障害者割引』を使ったことを母親から咎められて逆に𠮟りつけたよ(笑)。」
トドメガネ「しょうがいしゃ、ってやっぱりおとってるの？」
ゴリィ「欠点のひとつではあるね。でも、他の部分次第とその人の生き方じゃないかな？」 |
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じゃあまたね！バイバーイ！ |
