|
第4回:自分だけの「うつ尺度」を作ってみよう! |
|
ぼく、「トドメガネ」!ぼくは、トドの妖精の国の王子様。みんな、メリークリスマス!
もしかしたらひとりでクリスマスを迎える人もいるかもしれないね。でも、遠くてもあなたを想ってくれている人はきっといると思うし、あなたも大切な誰かを想ってみたらいいと思うよ!
ちなみに、ゴリィもひとりみたいだよ! |
|
|
|
ひとりひとりちがううつ症状 |
|
うつ病の人、そして今のゴリィのように双極性障害のうつ状態にある人。病気じゃない人も気分が落ち込むことは絶対にあるんだけど、みんなはその落ち込みの幅が大きいんだよ。心の傷の深さや、双極性障害だったら脳の状態かな?
うつ病になるストレスがどれくらいかっていうのは人によって違うよ。同じように、うつ病(うつ状態)にどんな感じになるかっていうのもみんな一緒というわけではないんだ。きっと、つらいよね。でも、大丈夫だよ。病気でこころが弱っているんだから、病気は薬と時間が治してくれるよ。そして、誰かはきっとあなたに寄り添ってくれるよ。少なくともぼくは寄り添うよ!
|
|
|
|
自分だけのうつ尺度 |
|
みんなそれぞれうつの「深さ」でどんな症状が出るか違うと思うんだけど、それに「ランク」を付けてみると自分の状態が分かりやすくなるよ。ひとりひとり違うから段階の数も違ってくると思うよ。一番上と一番下は共通だと思って。
ゴリィに聞いてみたよ。ゴリィの場合はこうだって。
1.普通の生活が可能(仕事ができる・食事が取れる)
2.仕事はできないが、趣味や興味のあることは可能(食事は微妙)
3.他に何もできずに、ひとまずパチンコだけ(食事は微妙)
4.パチンコすら行けず、寝込む(食事もほぼしない)
5.死ぬことを考え始める
6.具体的に死ぬ方法を考える
7.自殺を実行しようとする
日によっても変わってくるし、一日の時間帯によっても変わってくるよ。今日のゴリィは昼過ぎまで「3」、そのあと訪問看護さんが来るまでは「4」(パチンコに負けたわけでもなく、カラーセラピストの認定試験合格通知を見た後なのに)、そのあとは「2」(これを書いている状況)。
ゴリィのように「行動」で尺度を決める人もいれば、「からだの症状」で尺度を決めてもいいと思うよ。一時期、ゴリィも「耳鳴りの強さ」が尺度になっていたこともあるしね。
こうすることで、自分のうつの状況が少しでも客観的に見つめられるようになるよ。ちなみに、尺度も新しく自分が気付いた状態があれば付け足しても減らしてもいいんだよ。実際、ゴリィの尺度も何日か前から変わっているから(2と3が一緒だった)。 |
|
|
|
尺度を良くすることにはこだわらない |
|
ここでゴリィのポンコツなところは、今日の尺度が「2」だとすると、「明日は1にしよう!」って急いじゃうことなんだ。あくまで、尺度であって「目標」ではないからね!同じ様に、「今日は3だった、明日も4にならないように」というのも考えない方がいいよ。
何も考えず、自分の今日の状態がどうだったか振り返るのに尺度を使ってね!
で、尺度は手帳でもなんでもいいからメモしておくといいよ。だんだん、上の段階の日が増えていれば回復が実感できるし、横ばいなら横ばい、悪くなってしまっていてもそれはそれでちょっとでも客観的に見ることができるから。
ぜひやってみてね!
|
|
|
|
おまけ(本来のトドメガネとゴリィ) |
|
トドメガネ「これ、ゴリィのはなしなのにぼくがいうのってなんで?」
ゴリィ「ここのサイトのキャッチフレーズは覚えてる?」
トドメガネ「えーと、『ぼくのにのうではふといですから』だっけ?」
ゴリィ「『僕の二の轍は踏んでほしくないから』!つまり僕はメンタルヘルスケアに失敗しているんだ。お前が話す形にすると、俺自身が自分を客観的に見ながら書くことができるわけ。さて、俺も明日から記録しよう(笑)」
トドメガネ「やってないのか!そういうところだぞゴリィ!」
ゴリィ「・・・スミマセン(^^;)」 |
|
|
|
じゃあまたね!バイバーイ! |