自称「日本一防災を親しみやすく紹介できる」防災アドバイザー

  第19回:「津波情報」ってどんな意味があるの?
 
こんにちは。ぼくはトドのようせいのくにのじおうさま、トドメガネだよ!
ゴリィ「王子だろ!そしてその仮面ライダーはとっくに終わってるし!早くメガネ取り替える!」

ちょっとまっててね。
・・・

改めてこんにちは、トドメガネです。ゴリィの作ったメガネでちょっと賢くなっているよ。今回は、津波情報について紹介するね。
   
  津波情報は4種類あるよ!
 
津波情報って、「津波注意報」「津波警報」「大津波警報」の3種類は知っている人も多いと思うんだ。これが、実際被害を起こす可能性のある津波情報だからね。でも、もう1種類あるんだ。今回はその4種類を紹介するね。
   
  ①若干の海面変動
 
津波が20センチに満たないと予想されたときは、「若干の海面変動があっても、被害の心配はありません」という発表のされ方をすることがあるよ。聞いたこともある人はいるんじゃないかな?
これは、陸上にいる人は特に防災対策をとる必要がないので、あえて「津波」という言葉は使っていないんだ。
ただ、海に入っている人は注意が必要だね。20センチの津波って、20センチとはいえ海の水がそのまま押し寄せてくるんだから、ふつうに足をすくわれるからね!
だから、海水浴などをしているときは海から上がることをおすすめするよ!
   
  ②津波注意報
 
「津波注意報」が出たときのテレビで見てると分かると思うけど、予想の高さがみんな「1m」だよね。だから、ふだんの津波注意報は「津波の予想される高さが1m未満」のものをいうんだ。でも、この数字はテレビでみれば分かるから別に覚える必要はないよ。
海と陸地を「防潮堤」という堤防やコンクリート壁で隔てている海岸がほとんどなんだけど(2022年2月現在、東日本大震災の被災地では防潮堤の建設が終わっていないところもあります)、通常その高さは1メートルよりは高くできているから、防潮堤よりも陸側にいれば慌てる必要はないよ。
ただ、漁港の施設とか船とか養殖施設なんかに被害がでてしまうかもしれないんだ。実際、先日のトンガの噴火のときにも僕のいる宮城でも起きてしまったしね。漁業関係者の皆さんはこういうときに心配になってついつい漁港に入りたくなるかもしれないけど、それは危険だから絶対にやめてくださいね!
あと、忘れてはいけないのが「津波注意報は(大)津波警報に切り替わる可能性がある」ということ。だから、津波注意報の段階でいつ警報に切り替わってもいいように防災リュックをすぐ持ち出せるように用意しておくとか対策しておくといいよ!
     
    ③津波警報
   
通常は予想の高さが3m未満の場合が「津波警報」。防潮堤の高さはまちまちで、津波は場所によっては3倍くらいの高さになる場合もあるから、防潮堤を乗り越えて陸側に「海」が押し寄せてくる可能性があるんだ。「海水」が押し寄せてくるんじゃなくて「海自体が」押し寄せてくるからとても危険なんだ。
「津波警報」が出たらとにかく高いところを目指すしかないよ。ちなみに、津波情報が出るまで通常でも2分半~3分半はかかるから、体感で強い揺れだと感じたら避難行動を始めるのも生き残る方法だよ。また、遠いところでとても大きな地震が起きたら、揺れが小さくても(なんだったら揺れなくても)大きな津波が来ることもあるよ。この場合はだいたいは津波情報もじゅうぶんに間に合うと思うから、
     
    ④大津波警報
   
「大津波警報」は「津波警報」以上の津波の高さが予想される情報なんだ。防潮堤を乗り越える可能性がかなり高いから津波警報と同じように急いで高台を目指してね!
ちなみに、津波は川をさかのぼる性質があって、波がとても高いと川の堤防すら乗り越えてしまうこともあるから、川沿いの人も注意してね!
     
  まとめ
   
アホで絵心のないゴリィが今回の話を1枚のスライドにまとめたよ。フリー素材だからダウンロードして自由に使ってね!(「轟RADIO」のロゴは消さないでほしいな・・・)
   
※実際のサイズは1920+1080です。クリックすると拡大しますのでブラウザバックで戻ってください。
   
なんかさ、右上のテロップが「ウ〇ザーニュースLiVE」っぽい、とかそういうことを言わないでね!実際パクってるから!
     
  おまけ(いつものトドメガネに戻ります)
 
トドメガネ「うちはつなみはだいじょうぶなの?」
ゴリィ「北仙台駅ってだいぶ内陸だし、川は仙山線の盛り土の反対側出し、ウチは〇階で普段階段使わない階だろ。だから津波のリスクは考えなくていいんだ。親戚で東日本大震災のとき家の100m手前まで津波が来たって人がいたけど、その人以外津波に関して僕の周囲はノーリスクかな?」

トドメガネ「じゃ、あんしんだね。」
ゴリィ「でも、津波の元になる地震が問題。ウチの建物頑丈な地盤と軟弱な地盤の境目くらいにあって、多分これまでの経験からいくと軟弱地盤にいると思うんだ。だから『震度0』(JQuake情報)でも揺れを感じることあるじゃない。そっちがリスク。」

トドメガネ「そうおもうとなんかこわいね。
ゴリィ「どこに行ってもリスクはあるさ。前住んでたとこなんて急坂だらけで雪が降るたびに買い物難民だったじゃないか。どこに澄んでいてもその土地のリスクはあるんだ。」

トドメガネ「たまにはまともなこともいうね!じゃ、まったねー!バイバイ!
 
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