自称「日本一防災を親しみやすく紹介できる」防災アドバイザー

  第20回:「高潮」ってなに?
 
わーい!みんなおちこんでるー?トドメガネだよ!トドのようせいのくにのおうじさまだよ!そしてしもべからのごあいさつだよ!
ゴリィ「ゴリィです。ツッコミどころ満載のあいさつなんだけど流して本編に入ってください(体調が良くないので丁寧)」

ちょっとまっててね。
・・・

改めてこんにちは、トドの妖精の国の王子様、トドメガネだよ!。みんな元気かな?じゃあ、今回もしもべのゴリィに教えてもらった話をするね。
ゴリィ「だからしもべではないから。」
   
  「高潮」って知ってる?
 
「高潮」って聞いたことあるかな?知らなくても別におかしくはないよ。そんなに起きないことだから。でも、沿岸に住んでいるみんなは覚えておいてね!
「高潮」は台風のときにたまに聞く言葉なんだけど、台風に限らずものすごく発達した低気圧でも起こることがあるんだ。だから、夏だけじゃなくて季節に限らず起こる可能性があるんだ。
   
  「高潮」の起こるしくみ
 
まず、「台風」と「ものすごく発達した低気圧」に何が共通しているか、というところから見てみようね。
①気圧が低い
「低気圧」っていうくらいだから「気圧」が低いんだ。
「気圧」が低いと風が上に向かって吹くから台風やものすごく発達した低気圧では大雨が降るよね。冬なら雪だけど。
②風が強い
「気圧がすごく低い」というのは、まわりとの気圧の高さにものすごく差があるんだ。水が勢いよく流れるのと同じように、風も勢いよく吹くんだよね。
だから「台風」の風ってすごいよね。
この2つが高潮に関係しているんだ!
   
  気圧が低いと海面が上昇する
 
海の高さって気圧が関係していて、気圧が高いと海面を押し付けているんだ。
だから、ものすごく気圧が下がると、海面がすごく上昇するんだ。これを「吸い上げ効果」って言ったりするけど要はこういう仕組みなんだ、って覚えておくといいよ。
     
    風が強いと海水を動かす
   
風が強いと波が高くなるよね。「波」というと冬の日本海の岩場でで「バシャーン」っていっているイメージを思い浮かべると思うけど、あれは風で海水が陸側に動かされてやっぱり海水が高くなって岩場の高さまで届いてああなっているんだ。これを「吹き寄せ効果」って言ったりするよ、
つまり、2つの意味で海水面が高くなっているね。
     
    「高潮」は「海水が押し寄せる」現象
   
つまり、「高潮」は「海水が上昇」して「その海水が波で陸に寄せられて」海水面が高くなってその海水が陸側に押し寄せる現象なんだ。その高さが「防潮堤」なんかを越えてしまうと津波みたいに陸側に「海水」が押し寄せるんだ。だから、ものすごい怖いんだよ。
ちなみに、「高潮」は「警戒レベル」に位置付けられていて、「高潮注意報」は警戒レベル3「高潮警報」「高潮特別警報」はどちらも警戒レベル4に位置付けられているんだ。他の注意報や警報よりワンランク高いんだよ。それだけ危険なものだから、注意報や警報が出たらホントに注意してね!
     
  まとめ
   
今回は「高潮」について紹介したよ。「波」(波浪)と違って「海水が押し寄せる」という意味ではどちらかというと「津波」に近い現象なんだ。
危険な現象だから仕組みとかはさておき「危険なもの」として覚えておいてね!
     
  おまけ(いつものトドメガネに戻ります)
 
トドメガネ「ぼくたちはないりくにすんでいるからかんけいないよね!
ゴリィ「そうでもないよ。海の方面に旅行に行ったときに被害にあうかもしれないよ。」

トドメガネ「でも、あれたてんきだってわかっててうみのほうにいかないよね。
ゴリィ「あ、そっか・・・。でも知っていて損はない(`・ω・´)」

トドメガネ「やっぱゴリィはポンコツだね!じゃ、まったねー!バイバイ!
 
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