自称「日本一防災を親しみやすく紹介できる」防災アドバイザー

  第4回:防災リュック
   
ちょっとまっててね。
・・・

僕トドメガネ。トドの妖精の国の王子様で、防災の勉強に来てるんだ。今回はアホなゴリィが防災士のくせに「防災リュックがない」っていうから、防災リュックの中身を考えることにしたよ。
     
    重さに注意
   
防災リュックは災害が起きて1日~2日の間安全な場所で過ごすために用意するんだ。この期間は誰の支援も受けられない、と思って自分で用意したものだけで過ごさないといけないよ。

そうなると、色々あると便利であれもこれも、ってなるけどそもそも持ち運べないよね。だから防災リュックの重さに注意が必要だよ。目安は男性が15kg、女性が10kg。そしてかならず1人1つ用意していた方がいいね。

ゴリィの場合は心臓が悪くて、医者から「15kg以上のものは持つな」と言われているし、足の血管が痛んでいて歩ける距離も短いから、女性の10kgを基準にした方がいいね。こういうふうに「自分が持てる重さのもの」を用意するんだ。
     
    食糧は2日分を用意
   
自分で用意したもので生活するんだから、2日分の食べ物、飲み物は必要になるね。でも、6食分の食糧と6リットルの水だとそれだけで10kgになっちゃう。そして、調理もできないからそのまま食べられるレトルト食品や缶詰、カロリーメイトなどにならざるを得ないね。

水はちょっと少なめにして、食糧もかさばらないものにするしかないね。でも、ストレス解消に甘さを感じられるものをひとつ忍ばせておくといいよ!ガムとかがいいかな。
     
    他に入れるものは?
   
「絶対これをいれなくてはいけない」というものはないけど、2日間を少しでも安心して過ごせ、かつ荷物の量を減らせるように工夫が必要だよ!

【防災リュックに入れるもののジャンル】
①食糧と水
②貴重品・現金など
③予備の衣類(服が酷く汚れたり濡れたりしたら着替えが要ります)
④身体を清潔に保つためのもの
⑤情報の入手手段
⑥連絡を取り合う手段
⑦医薬品(薬やメガネ、ばんそうこうなど)
⑧予備の電源(モバイルバッテリーや電池など)
⑨寒さ対策、暑さ対策

他にも必要なものがあれば入れた方がいいよ。ただ、持てる重さのものを選んでね!あと、季節で中身を変えないといけないんだよ。
     
    ふだんから持ち歩いた方がいいものも・・・
   
防災リュックに入れたいものの中には、普段から持ち歩いていたほうがいいものも結構あるんだ。どこで災害に遭うか分からないからね。

例えばモバイルバッテリーなんかが代表例だよね。災害じゃなくても使うでしょ?

あと、百均でミニライトを売ってるからそういうのとか、ちっちゃいラジオなんかも邪魔にならない大きさならいいかもね!

こういったものは軽いから、ポーチとかショルダーバックに入れて持ち歩くと災害の時に一緒に身に着けていくことができるよね!普段のバッグも手持ちのカバンじゃない方が「防災のことだけ考えれば」よかったりするんだよ。
     
    おまけ(いつものトドメガネに戻ります)
   
トドメガネ「ねぇ、ゴリィはなにをいれるかきめた?」
ゴリィ「うーーーーーーん。整理整頓がとことんニガテな俺には無理だーーーーーーー!」

トドメガネ「ゴリィはポンコツだからだれかといっしょにつくるとおもうよ!じゃ、まったねー!バイバイ!
 
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