自称「日本一防災を親しみやすく紹介できる」防災アドバイザー

  第6回:「余震」ってなぜ起きるの?
 
わーい!みんなひさしぶり!トドメガネだよ!ゴリィにほされてたけど、きょうからまたがんばるね!
ゴリィ「人聞きの悪いこというな!さっさとメガネかけ直せ!」


ちょっとまっててね。
・・・

僕トドメガネ。トドの妖精の国の王子様で、防災の勉強に来てるんだ。今回は「余震」の話だよ。
   
  そもそも地震はなぜ起きるか?
 
難しい話は置いておいて、地中深くに「断層」と呼ばれるところがあったり(主に「陸」で起きる)、「プレート」っていう地球を覆っている「地殻」(やっぱり地中奥深くにあるよ)の境目がある(主に海で起こる)んだけど、それらが動いて起こるのが地震だよ。

地震の大きさ(マグニチュード)が大きいと、海水を動かして波を立てるんだ。それが「津波」。海で起こる地震でなくても、「陸」で起こる地震が海底まで動くと津波を起こすかもしれないよ。
   
  じゃあ、「余震」はなぜ起こるの?
 
「地震」が起こると地中深くのある部分が動いて地震が起こるよね。そうすると、地震で動かなかったところに「ひずみ」ができるよね
ケーキを食べたときに、スプーンやフォークでケーキをすくって食べると、その断面ってちょっと沈むでしょ?あんな感じ。

でも、すぐに戻ろうとするよね。その「戻ろうとする動き」が「地殻」の中で起こるんだ。

逆に、お皿にひびが入ったとき、気付いたらひび割れがすすんでいることってない?これは「引き離そう」という力がくわわっていることになるね。
なんにしても「地殻」というところに地震で「ひずみ」がたまっているのをなんとかしようとするため、これは「地震が続けて起こる原因」になるんだよ。

ま、専門家の人からすると「説明が違う」と言われそうだけど、僕たちはこんな理解でいいと思うよ。
   
  「余震」という言葉を使わない理由
 
気象庁さんは、強い地震が起きた直後は、「余震」って言葉を使わなくなったんだ。

2016年の熊本地震のとき、最初に「震度7」を観測して、みんなそれを「本震」と思っていたけど、そのあとさらに規模の大きい「震度7」の地震が起きたんだ。だから、最初の地震を「前震」、そのあとの規模の大きい地震が「本震」、そのあとはそれより大きい地震はなかったから「余震」になっているよ。
ちなみに、「熊本地震」では今も「余震」があるよ。

気象庁さんによると、「熊本地震」のように「最初に強い揺れ」のあとに「同じくらいかそれ以上に強い揺れ」が来る可能性は1割から2割くらいあるって説明していたよ。

だから、「トドろき防災」ではしばらくは「余震」という言葉は使わないようにしているよ!
   
  おまけ(いつものトドメガネに戻ります)
 
トドメガネ「ねぁ、2がつ13にちのじしんでまたあれくらいゆれることってあるかな?」
ゴリィ「うーん、可能性は低くなったけどゼロではないね。


トドメガネ「それってこわいね。」
ゴリィ「しかたない。東日本大震災で日本の半分以上が歪んじゃったみたいだから、いつどこで大きい地震が起きてもおかしくないよ。」

トドメガネ「さらのこわれたことをいったね」
ゴリィ「サラッと怖いこと・・・。でもこれは常に意識しておかないといけない話だと。


トドメガネ「きょうのゴリィはめずらしくまともだったよ!じゃあ、、まったねー!バイバイ!
 
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